コマムウォーターを検討中、または使い始めたところで、粉ミルクで赤ちゃんを育てている(育てる予定の)方へ。水道水を注ぐだけの浄水型サーバーは便利そうだけど、温水でミルクを作ってよいのか、エコモードのままで大丈夫なのか、気になりますよね。

コマムウォーターの温水で、赤ちゃんのミルクは作れます。ただし、エコモードを切った通常の温水を使うことが条件です。

この記事では、通常の温水とエコモードの温水の違い、溶かしてから冷ますまでの手順、公式LPの案内の読み方、使い始めや久しぶりに使うときに確かめること、冷水で割る前に確かめることまでをまとめます。

コマムウォーターの温水で赤ちゃんのミルクは作れる

コマムウォーターの温水で、赤ちゃんのミルクは作れます。エコモードを切った通常の温水は84〜92℃±2℃(コマムウォーター公式のスペック、2026年10月時点)で、粉ミルクを溶かす湯の条件である70℃以上(厚生労働省のガイドライン)を満たす温度です。

コマムウォーターの公式サイト(トップ・スペック・FAQ)と取扱説明書には、ミルクの作り方の案内はありません。子育て向けLPも、温水の設定や温度までは示していません。

70℃以上の湯で溶かすのは、粉ミルクに含まれることがあるサカザキ菌などを減らすためです。

エコモードの温水は62〜68℃で、70℃を下回ります。エコモードの温水では、粉ミルクを溶かさないでください。

ミルクを溶かすときは、エコモードを切った通常の温水(84〜92℃±2℃)を使ってください。

コマムウォーターの温水でのミルクの作り方

コマムウォーターでミルクを作るときの手順は、次のとおりです。

  1. 表示ランプが緑(エコモード)でないことを確かめます
  2. 哺乳瓶に、表示どおりの量の粉ミルクを入れます
  3. 温水ボタンを2秒長押しし、表示ランプが赤く点灯したのを確かめてから、抽出ボタンで温水をできあがり量の1/2〜2/3程度まで注ぎます
  4. 水が落ちきってから、哺乳瓶を外します
  5. 哺乳瓶を振って、粉ミルクを溶かします
  6. できあがり量まで、温水を足します
  7. 哺乳瓶を外から流水や氷水で冷まします
  8. 腕の内側に垂らして、温度を確かめます
  9. 2時間以内に飲ませ、飲み残しは捨てます

サーバーの冷水・常温水は、ミルクに足しません。

溶かしたあとは哺乳瓶を外から流水や氷水で冷ます

通常の温水は84〜92℃±2℃と高いため、溶かした直後に哺乳瓶ごと流水の下に置くか、冷水や氷水を入れた容器に浸けて冷まします。冷やす水の水面は、哺乳瓶の蓋より下にしてください。

このとき使う冷水や氷水は、冷ますために別に用意したものです。サーバーの冷水をミルクに直接足して冷ます方法はとりません。

温度は数値でなく、腕の内側に少量を垂らして確かめます。熱くない、ほのかに温かいと感じれば、飲ませられる温度です。

ミルクを作るときはエコモードを切る

ミルクを作るときは、エコモードを切ってください。エコモードの温水は62〜68℃で、粉ミルクを溶かす湯の条件である70℃以上を下回るからです。

50℃の湯は、直ちに飲ませない限り、菌のリスクを最も増やします。粉ミルクを溶かす湯は70℃以上が条件で、エコモードの温水(62〜68℃)はこの条件を満たしません。

節電のためにふだんエコモードを使っているご家庭でも、ミルクを作る前には必ず切ってください。

通常とエコモードの温水・冷水の温度

コマムウォーターの設定ごとの温度は、次のとおりです(2026年10月時点。最新は公式サイトで確かめてください)。

設定温水冷水常温
通常84〜92℃±2℃5±3℃設置場所による
エコモード62〜68℃6〜10℃±3℃設置場所による

70℃以上を満たすのは、通常の温水だけです。ミルクを溶かすときは、エコモードを切って通常の温水を使ってください。

公式LPの「ミルクつくりに最適な温水」は温度が書かれていない

コマムウォーターの子育て向けLPは、温度を調整することでミルク作りに向いた温水が出て、育児の負担が軽くなるという趣旨で紹介しています。ただし、どの設定・何℃の温水を指すかや、作り方の手順までは示していません。

同じLPでは、エコモードも温度を調整することで電力消費量を減らせるという説明です。言い回しが似ているため、エコモードをミルク向けの設定と取り違えやすいので注意しましょう。

LP内の利用者の感想でミルクに触れているものは、使っている人の感想です。コマムウォーターの使い方の案内ではないため、使い方の根拠にはしないでください。

粉ミルクを溶かす湯は、70℃以上が条件です。コマムウォーターの通常の温水(84〜92℃±2℃)はこの条件を満たしますが、エコモードの温水(62〜68℃)は70℃に届きません。だから、ミルクを溶かすときは、エコモードを切った通常の温水を使ってください。

エコモードの切り方と表示ランプの色

エコモードは、エコボタンを2秒長押しすると表示ランプが緑に点灯し、もう一度2秒長押しすると切れます。エコモードと温水は、背面にある温水スイッチがONのときだけ使えます。

表示ランプの色が示す水は、次のとおりです。

ランプの色出る水
空色常温水(温水スイッチON)
ホワイト常温水(温水スイッチOFF)
ブルー冷水
レッド温水
グリーン常温水(省エネモード)
そのほかの色エラー

ミルクを作る前には、表示ランプが緑でないことを確かめてください。

コマムウォーターは温水ボタンを押さないと常温水が出る

コマムウォーターは、抽出ボタンだけを押すと常温水が出ます。これが基本の状態です。温水を出すには、温水ボタンを2秒長押しして表示ランプが赤く点灯したのを確かめてから、抽出ボタンを押してください(温水安全ロックの解除)。

夜中であわてていると、温水ボタンを押し忘れやすいものです。注ぐ前に、ランプが赤いかどうかを確かめる習慣をつけましょう。

常温水や、温水でない水を粉ミルクに注いでしまったら、そのミルクは使わずに、70℃以上の湯(通常の温水)で作り直してください。作ってしまった分にこだわらず、次の1本から正しい手順に戻しましょう。いつもと様子が違うときは、かかりつけの小児科に相談してください。

コマムウォーターの使い始めと3日以上使わなかったあとに確かめること

コマムウォーターには、いつもどおりに使う前に済ませておく手順が2つあります。出産前や、里帰りから戻る前など、ミルクを作る日より前に済ませておくと慌てずにすみます。

使い始めはフラッシング3回のあと約1時間たってから

設置したあとは、次の手順で使い始めます。

  1. フィルターのフラッシングを3回行います(約5Lの水を出して捨てます)
  2. フラッシングを終えてから、約1時間たつのを待ちます
  3. 1時間後から、通常どおりに使えます

フラッシングを終えないと、冷水は出ません。フラッシングが終わる前の水で、ミルクを作らないでください。

3日以上使わなかったら常温水を3L程度出して捨てる

3日以上使わなかったときは、常温水を3L程度出して捨ててから使ってください。里帰りや旅行から戻った日にミルクを作る前に行います。

常温水を捨てたあとは、エコモードになっていないことと、温水ボタンを2秒長押しして表示ランプが赤いことを確かめてから、通常の温水で溶かしてください。

コマムウォーターの冷水でミルクを割る前に確かめること

コマムウォーターの公式サイト(トップ・スペック・FAQ・LP)と取扱説明書には、冷水や常温水をミルクに足すことの案内はありません(2026年10月時点)。

粉ミルクメーカーの株式会社明治のQ&Aは、ウォーターサーバーの水を使う場合はその水のメーカーや管理する業者に確認するよう案内しています。ビーンスタークも、湯冷ましの代わりに使えるかを供給会社に確認するよう案内しています。

確かめたい場合は、コマムウォーターの使い方の窓口(052-665-6318)かLINEに問い合わせてください。あわせて、使っている粉ミルクの表示も確かめましょう。

確かめるまでは、サーバーの冷水をミルクに足さず、哺乳瓶を外から流水や氷水で冷ましてください。

夜中のミルク作りでのやけどと子どもの安全

取扱説明書は、取水を終えるときは水が完全に落ちてからカップを外すよう求めています。哺乳瓶で温水を受けるときも同じで、水が落ちきってから外してください。早く外すと、温水の場合はやけどの恐れがあります。

温水は、温水ボタンの2秒長押しが必要な温水安全ロック(チャイルドロック)です。ただし取扱説明書は、乳幼児のいる家庭では子どもが製品に近づかないよう、目を離さないことを求めています。

調乳は、子どもから離れた決まった場所で行いましょう。本体の高さは113.2cm(貯水タンクを除く)です。

コマムウォーターのミルク作りに関するまとめ

コマムウォーターでのミルク作りのポイントは、次のとおりです。

  • 通常の温水(84〜92℃±2℃)は70℃以上の条件を満たし、温水で溶かして哺乳瓶を外から流水や氷水で冷ませば、赤ちゃんのミルクを作れます
  • エコモードの温水(62〜68℃)は70℃を下回るため、ミルクを作るときはエコモードを切ります
  • ミルクは、エコモードを切った通常の温水(84〜92℃±2℃)で溶かします
  • 温水ボタンを2秒長押しし、表示ランプが赤いことを確かめてから注ぎます
  • 使い始めはフラッシング3回のあと約1時間、3日以上使わなかったあとは常温水を3L程度出してから使います
  • サーバーの冷水は、確かめるまでミルクに足しません
  • 取水後は水が落ちきってから哺乳瓶を外し、調乳は子どもから離れた場所で行います