しずくりあ(Skitto)を検討中、または使い始めたばかりで、粉ミルクをこの温水で作ってよいか迷っていませんか。夜中の授乳は、少しでもラクにしたいですよね。

結論から言うと、しずくりあの温水は赤ちゃんのミルク作りに使えます。ただし、ECO(節電)設定時の温水はミルクには使わず、ECOを切った通常の温水か再加熱を使います。

この記事で分かるのは、通常の温水・ECO設定時・再加熱それぞれの温度と使い分け、作り方の手順、冷水で割る前に確かめることです。

しずくりあの温水で赤ちゃんのミルクは作れる

しずくりあの温水は、赤ちゃんのミルクを作るのに使えます。Skitto の温水は通常81〜86℃、再加熱で約90℃あり、粉ミルクを溶かす湯に必要な70℃以上の条件を満たすからです(厚生労働省のガイドライン)。70℃以上の湯で溶かすのは、粉ミルクに含まれうるサカザキ菌などを減らす必要があるためです。

しずくりあの公式FAQも、温水温度は通常で81℃以上あるため、厚生労働省が紹介する調乳のガイドラインの要件を満たしており安全だと答えています。ほかの機種の通常の温水も70℃以上です。Flatta は87〜91℃、Pitto mini は85〜93℃、Pitto は88〜92℃あります。

ただし、この答えは通常の温水についてのものです。ECOを設定しているときの温水は、条件を満たさないことがあります。

しずくりあの温水でのミルクの作り方

しずくりあの温水でミルクを作る手順は、次の8つです。サーバーの冷水は足さずに作ります。

  1. ECOのLEDが消えている(通常モード)ことを確かめます
  2. 表示どおりの量の粉ミルクを哺乳瓶に入れます
  3. 温水ボタンを約3秒長押ししてチャイルドロックを外し、出水ボタンでできあがり量の1/2〜2/3程度まで温水を注ぎます
  4. 哺乳瓶を振って粉ミルクを溶かします
  5. できあがり量まで温水を足します
  6. 哺乳瓶を外から流水や氷水で冷まします
  7. 腕の内側に少量垂らして、熱くないか確かめます
  8. 2時間以内に飲ませ、飲み残しは捨てます

溶かしたあとは哺乳瓶を外から流水や氷水で冷ます

溶かした直後に、哺乳瓶を流水に当てるか、氷水を張ったボウルなどに浸けて、外から冷やします。冷やす水の水面は、哺乳瓶の蓋より下にしてください。

温度は数値で測るのではなく、腕の内側に少量垂らして、熱くない(ほのかに温かい)かで確かめます。しずくりあの冷水をミルクに直接足して冷ます方法はとりません。

ミルクを作るときはECOを切る

しずくりあの公式FAQが安全だとする根拠は、通常の温水(81℃以上)です。ECO設定時の温度には触れていません。ミルクを作るときは、ECOを切った通常の温水か、再加熱を使ってください。

Skitto のECO設定時の温水は約72〜77℃です。公式の値では70℃を上回りますが、「約」の数値で余裕が小さく、出始めの湯はぬるいことがあります。Flatta のECO設定時は約66〜70℃で、70℃を下回ることがあります。

粉ミルクを溶かす湯は70℃以上必要です。50℃の湯は、菌のリスクを最も増やします。しずくりあも、70℃ぴったりの湯は準備している間に冷めるおそれがあるとして、80〜90℃を適温としています。

機種ごとの通常とECO設定時の温水の温度

機種ごとの通常の温水とECO(節電)設定時の温水を比べると、通常の温水がどれだけ70℃を上回るかが分かります。

機種通常の温水ECO(節電)設定時の温水再加熱
Skitto81〜86℃約72〜77℃約90℃
Flatta87〜91℃約66〜70℃約93℃
Pitto mini85〜93℃78〜82℃—
Pitto88〜92℃78〜82℃—

表は2026年10月時点の公式の比較表・FAQによるものです。最新の温度は公式サイトで確かめてください。ミルクを作るときは、機種を問わずECO(節電)設定時の温水は使わず、ECOを切った通常の温水か再加熱を使ってください。

ECOを切って通常モードに戻す手順

  1. ECOボタンをもう一度押します。ECOのLEDが消えれば、通常モードに戻っています
  2. 設定温度になるまで、温水・冷水のLEDが点滅します。点滅が終わるまで、温水は使いません
  3. すぐに作りたいときは、再加熱も使えます
  4. 寝る前はECOにしない運用にすると、夜中に温水がぬるい心配が減ります

しずくりあの温水がぬるいときに確かめること

ECO以外にも、取扱説明書に書かれた、温水がぬるくなる・温まっていない場面があります。ぬるいと感じた温水では粉ミルクを溶かさず、再加熱を使うか、設定温度になるのを待ってください。

温水がいつもぬるいままなら、故障の可能性もあります。アクアお客さまセンター(0120-338-113、9:00〜18:00、土日祝も受付)に相談してください。

出始めの30ml程度はぬるいことがある

しずくりあの取扱説明書は、コップ1杯目(出始めの30ml程度)はぬるい場合があるとしています。ミルクを作る前に、出始めの分をコップなどに出してから、哺乳瓶に温水を注いでください。

使い始めは温水が設定温度になるまで約2時間かかる

しずくりあを使い始めるときは、フィルターを約30分水に浸してからセットし、2回程度(計約10L)給水します。そこから温水が設定温度になるまでは、約2時間です。

実際の時間は環境によって変わりますが、この間の温水ではミルクを作りません。

出産前や里帰りから戻る前など、ミルクを作る日より前の設置がおすすめです。

2日以上使わなかったら水を入れ替えて500mlずつ捨てる

しずくりあの取扱説明書は、2日以上使わなかった場合の手順を次のように案内しています。

  1. 給水タンクの水を入れ替えます
  2. 冷水を500mlほど捨てます
  3. 温水を500mlほど捨てます
  4. 温水が設定温度になってから、ミルクに使います

再加熱(約90℃)をミルクに使うとき

Skitto の再加熱は約90℃で、粉ミルクを溶かす湯の条件(70℃以上)を満たします。再加熱ボタンを約3秒押すと、約5分程度で約90℃まで温まり、LEDが点灯に変わる仕組みです。出すときも、温水ボタンの約3秒長押しが要ります。

しずくりあが再加熱を紹介しているのは、料理やカップ麺向けです。ただし温度の条件は満たしているので、ECOから戻したばかりのときや、温水がぬるいときにも使えます。

温度が高い分、冷ます手間は増えます。哺乳瓶を平らな所に置いて注ぎ、流水に当てるか氷水を張ったボウルなどに浸けて外から冷まし、腕の内側で熱くないか確かめてください。やけどに気をつけてください。

しずくりあの冷水でミルクを割る前に確かめること

しずくりあの公式FAQには、冷水をミルクに足すことや赤ちゃんにそのまま飲ませることを答えた質問がありません(2026年10月時点)。だから、使う前に確かめる必要があります。確かめるまでは、冷水を足さずに、哺乳瓶を流水に当てるか、氷水を張ったボウルなどに浸けて冷ましてください。

粉ミルクメーカーの株式会社明治のQ&Aは、ウォーターサーバーなど、その他の水の使用について、その水を製造しているメーカーや管理している業者に確認するよう案内しています。ビーンスタークも、湯冷ましの代わりに使えるかどうかは供給会社に確認するよう案内しています。

確かめたい場合は、アクアお客さまセンター(0120-338-113)と、使っている粉ミルクの表示で確認してください。

子どもがいる家でのしずくりあの温水の安全

しずくりあの温水は、温水ボタンを約3秒長押ししないと出ないチャイルドロックになっています。再加熱した温水も同じ仕組みです。

Skitto は、注水などの操作ボタンがすべて天面にあり、背の低い子どもの手は届きにくい高さだとしずくりあは説明しています。この操作性などが評価された結果が、2024年の第5回日本子育て支援大賞の受賞です。

一方で、しずくりあの取扱説明書は、ロックがあっても子どもだけで使わせないよう注意しています。子どもが歩き始めたら、調乳の場所やサーバーの周りに近づけない工夫もしておきましょう。

しずくりあのミルク作りに関するまとめ

しずくりあの通常の温水(Skitto 81〜86℃)と再加熱(約90℃)は、70℃以上の条件を満たします。温水で粉ミルクを溶かし、哺乳瓶を流水に当てるか氷水を張ったボウルなどに浸けて外から冷ませば、ミルクを作れます。

  • 公式FAQの「安全」は、通常の温水についての答えです。ECO(節電)設定時(Skitto 約72〜77℃、Flatta 約66〜70℃など)は機種を問わず使わず、ECOを切った通常の温水か再加熱で作ります
  • 出始めの30ml、使い始めの約2時間は、温水がぬるいことがあるので注意します
  • 2日以上使わなかったあとは、給水タンクの水を入れ替え、冷水・温水をそれぞれ500mlずつ捨ててから使います
  • 冷水は、アクアお客さまセンターと粉ミルクの表示で確かめるまで足しません
  • 温水にはチャイルドロックがありますが、子どもだけで使わせないようにします