夜中、泣いている赤ちゃんを抱っこしながら熱いミルクが冷めるのを待つのはつらいですよね。「サーバーの冷水をそのまま足せたら一瞬なのに」と思ったことはありませんか。

ウォーターサーバーの冷水でミルクを割ってよいかは、使っているサーバーの供給会社が、湯冷ましのかわりに使えると案内しているかで決まります。

この記事では、サーバーの水でミルクを割る前に確かめることや、お湯と冷水の正しい割合、割れないときに待ち時間を減らす方法をお伝えします。

ウォーターサーバーの水でミルクを割ってもよいか

ウォーターサーバーの冷水でミルクを割ってよいかは、そのサーバーの水を湯冷ましのかわりに使えると供給会社が案内しているかで決まります。

粉ミルクは必ず70℃以上のお湯で溶かし、冷水を足すのはそのあとです。

供給会社の案内が確かめられないときは、哺乳瓶ごと流水や氷水に浸けて冷まします。

粉ミルクメーカーが認めているのは湯冷ましを足すこと

粉ミルクメーカーが認めているのは、一度沸かして冷ました湯冷ましを足すことです。

足す行為そのものがダメなわけではなく、何を足すかが問われています。

ビーンスタークは、70℃以上のお湯を入れたあとであれば清潔な湯冷ましを加えられるとしています。

石巻市も、衛生的な湯冷ましやミルク用の純水を使えば冷ます必要はないとしています。

サーバーの冷水が湯冷ましのかわりになるかは供給会社に確かめる

ウォーターサーバーの冷水がこの湯冷ましのかわりになるかは、サーバーの供給会社に確かめます。

ビーンスタークは、ウォーターサーバーの水は供給会社に湯冷ましのかわりに使えるものか確認するよう案内しています。

明治のQ&Aでも、ウォーターサーバーの水はその水を製造しているメーカーや管理している業者に確認するよう求めています。

「サーバーの水だから湯冷ましと同じはず」と自己判断しないことが大切です。

「冷水で割るのはダメ」と言われる理由

ミルクを冷水で割ってはいけないと言われる理由は、公的なガイドラインが示す冷まし方と違うからです。

厚生労働省のガイドライン(PDF)が示す冷まし方は、哺乳瓶ごと流水に当てるか冷水・氷水に浸けることです。

この冷まし方を根拠に割ってはいけないとする記事と、供給会社が湯冷ましのかわりになると案内している水で割ってよいとする記事があるため、結論が分かれます。

どちらの基準でも、溶かすお湯が70℃以上であることは同じです。

ミルクを水で割る前に確かめること

サーバーの水でミルクを割る前には、メーカー名で安全を判断するのではなく、3つのことを確かめます。

サーバーの案内、粉ミルクの表示、そして温水の温度です。

サーバーの供給会社の案内

まずは、使っているサーバーの公式情報で、赤ちゃんのミルクに湯冷ましのかわりとして使えるかを確かめます。

ホームページなどに書かれていなければ問い合わせてみてください。

案内が確かめられなければ、冷水で割るのはやめておきます。

粉ミルクの表示の作り方

次に、粉ミルクの缶や箱に書かれた作り方を確かめ、それに従います。

湯冷ましを足す手順が書かれているかも確認してみてください。

明治も案内しているように、粉ミルクは表示どおりの量にし、自己判断で薄めたり濃くしたりしないことが大切です。

温水が70℃以上出ているか

冷水で割る前提として、溶かす温水が70℃以上であることも確かめます。

サーバーの温水の温度は機種や設定で違い、エコモードなどで下がる機種もあります。

取扱説明書やメーカーの公式サイトで、今の設定で70℃以上出ているかを確認してください。

厚生労働省のガイドラインは、50℃のお湯でミルクを作ることはいかなる状況でもリスクを減らさないとしています。

サーバーの冷水でミルクを割るときの手順

供給会社の案内で割ってよいと確かめられたら、まずは消毒した哺乳瓶に表示どおりの量の粉ミルクを入れます。

次に、70℃以上の温水を出来上がり量の1/2〜2/3まで入れてよく溶かします。

お湯をこの量にするのは、石巻市や明治、森永乳業が溶かす段階のお湯の目安としているからです。

そのあと、冷水を出来上がり量まで足します。

まだ熱ければ、哺乳瓶の蓋より下に水面がくるようにして、流水か冷水・氷水に浸けて冷まします。

最後に腕の内側に数滴垂らし、熱くないか確かめてから飲ませてあげてください。

お湯は出来上がりの半分より減らさない

「冷水をたくさん足したいから、最初のお湯を少なくしよう」と思うかもしれません。

しかし、お湯の量は出来上がり量の1/2〜2/3の範囲で、半分より減らさないようにします。

この割合は温度の配分ではなく、溶かす段階で70℃以上を保つための量だからです。

お湯を半分より減らして冷水を増やすと、溶かす段階の温度が下がってしまいます。

冷水を足してもまだ熱いときは、お湯を減らすのではなく、流水や氷水で冷ますようにしましょう。

常温の水や冷たい水での足し方の詳細は、湯冷ましの記事も参考にしてみてください。

ミルクを水で割れないときに待ち時間を減らす方法

供給会社の案内が確認できなかったり、割ってはいけないと言われたりしたときは、3つの方法で待ち時間を減らすことができます。

ひとつは、ガイドラインが示すとおり、哺乳瓶ごと流水か冷水・氷水に浸けて冷ます方法です。

もうひとつは、一度沸かして冷ました湯冷ましを作り置きして足す方法です。

ビーンスタークによれば、蓋付きの清潔な容器に入れれば、常温・冷蔵のどちらでも24時間以内は使えます。

さらに、加熱殺菌済みの調乳用純水として売られている製品を湯冷ましとして足すこともできます。

アサヒグループ食品の製品のように、メーカーの案内で煮沸せずに使えるものもあるので、製品の表示を確かめてみてください。

どの方法でも、粉ミルクを溶かすお湯は70℃以上が必要です。

ウォーターサーバーの水でミルクを割ることに関するまとめ

サーバーの冷水でミルクを割ってよいかは、その水を湯冷ましのかわりに使えるという供給会社の案内で決まります。

粉ミルクメーカーが認めているのは、70℃以上で溶かしたあとに湯冷ましを足すことです。

割る前には、供給会社の案内、粉ミルクの表示、温水が70℃以上かの3つを確かめます。

割るときは、お湯を出来上がり量の1/2〜2/3入れ、半分より減らさないようにします。

もし割れない場合でも、哺乳瓶ごと冷ましたり、湯冷ましの作り置きや調乳用純水を使ったりして、夜中の負担を少しでも減らしてみてくださいね。